まずは、「すぐに救急車を呼びましょう。」
専門医のいる病院に搬送してもらうことが重要です。 “救急”であること、患者の待つ場所、患者の年齢、性別、症状を伝えましょう。たとえ意識障害などがない軽い発作であっても「休めば治るのでは?」などといった様子見は禁物です。そうしている内に急激に悪化したり、早期治療のチャンスを逃すことになるのです。もっとも軽症の発作で、数分程度で自然に症状が回復する一過性脳虚血発作(TIA)によるものがあります。このTIAも発症直後、脳梗塞を起こす危険性が高いので、症状が回復しても早急な専門医での受診が必要です。TIAだったとしても責められることはありませんので迷わず救急車を呼びましょう。
救急車を待つ間は、脳血流の低下を防ぐために、適切な場所で衣服やベルトをゆるめ寝かせます。この際、患者に意識があっても決して歩かせず、移動が必要であれば布団などに寝かせた状態で布団ごと運びましょう。枕をするとアゴが下がり気道をふさいでしまう恐れがあるので、呼吸が苦しそうなら肩の下にタオルや座布団を入れます。また吐き気がある場合などは、横向きに寝かせると吐いたもので気道がふさがる心配がありません。もし、このとき半身にマヒが出ているようならマヒがでている側を上にして寝かせます。部屋はやや暗くし、換気をよくし、室温は20℃程度に保ちます。屋外での発作なら風通しの良い日陰に寝かせましょう。
いざという時に落ち着いて行動できるよう、適切な対処法を覚えておきましょう。
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